私がヨガの資格を取った理由、そして資格を取る意味ってあるの?っていうお話です。
ヨガインスタラクターになる為に、みなさんきっと何か「資格」を取ったと思います。
またはこれからヨガインストラクターになりたいと思っている方も何か「資格」を取ろうとしていると思います。
私もヨガの「資格」は持っています。
しかし、何の資格も持っていなかった時期もあります。
ヨガの資格って日本では「民間資格」なので、これを持っていないとインストラクター業を行ってはいけない!っていうものではないんですよね。
だから自分で「私はヨガインストラクターです」っていっちゃえばもうその日からインストラクターになれます。(実際に仕事があるかどうかは別として……)
実際に資格を持ってなくても優秀なインストラクターさんっていっぱいいますし。
ちなみに私は最初、某フィットネスクラブの社内ライセンスってやつでヨガインストラクターデビューしました。
ヨガ哲学の基礎や基本的なアーサナはここで習得しました。
それから数年後にフリーインストラクターに転身し、某スポーツ系企業が発行するインストラクターライセンスを取得しました。
インストラクターになるなら、ただ単にヨガを練習するだけではなく人に指導する為の知識とテクニックが必要です。その基礎的な部分はこの2つのライセンスを取得することで得られたように思います。
このライセンスは数年ごとの更新制だったのですが、途中から所持する意味がなくなってしまったので今はこの資格は持っていません。
というのも、このライセンスを持っていることで「○○ヨガ」という名称を使用する権利を得られるのですが、この名前を使用するならレッスン内容もこのライセンスに準じたものにしなければいけません。
自分で考えた私なりのレッスンをするならこの名称を使う意味もないし……取得したこと自体には大きな意味はあったけれどもう役目は終えたかな……ということで資格更新をせずにそこから数年間は何の資格も取らずにインストラクター活動をしていました。
実際、資格を持っていなくてもヨガの仕事はありました。インストラクターになって4〜5年経っていたので、紹介などで仕事をいただけるようになっていたからやっていけてたのかもしれません。
最初から資格なしだとちょっと難しいですね、きっと。
そしてインストラクターになって10年経った頃、今度はみんなご存知「全米ヨガアライランス」を取得しました。
それまで資格がなくても仕事はあったのに、なぜまた資格を取ろうと思ったのか。
理由は独立開業したからです。
小さいながらもスタジオを構えて、自分のスタジオで仕事をし始めました。
インストラクターとして10年以上活動してきたとはいえ、それまではレッスンを行うスタジオの知名度にも助けられてきました。
多くの方に知ってもらう為には、「資格」を持っていた方が「私が何者であるか」を説明しやすかったんです。
それに、10年経ってもう一度基礎から見返してみたいなという気持ちもありました。
(基礎は何度やってもいいなと思います。ほんとに。)
私がインストラクターになったのは今から16年前なのですが、記憶が確かならそのころはまだ全米ヨガアライアンスって持ってる人ほとんどいなかったんじゃないかな?たぶん。聞いたことなかったし。
今では当たり前みたいにみんな持ってますよね。スタジオもそれが大事な収益であったりしますし。
ほとんどの資格は真面目に受講していればほぼ全員が取得できるぐらい、そんなに難しくはないです。
だから資格を持っているだけでは良いインストラクターかどうかって判断出来ません。
ただ、「必要最低限の知識と技術」を習得した証になります。
大事なのは資格を取った後どれだけ勉強できるかっていうところだと思います。(ヨガに限らず何でもそうでしょうけど)
私にとって資格は「自分はこんな人です」って紹介する為のものであり、
「最低限これだけの勉強と練習をしました」と証明する為のものです。
資格を取ることは決して無駄ではないしとても勉強になります。
でもそれだけで満足しないことが大切だし、資格を持っているからと言ってすぐに信用できるものでもないです。
これから資格を取る人には是非それを踏まえてチャレンジしてもらいたいなって思います♪
ちなみに先日私が取得した「はり師・きゅう師」の資格は「国家資格」なのでまた全然別のカテゴリになります。
なぜ国家資格を取ろうと思ったかについてはまた後日書きたいと思います。
国家資格と民間資格の違いについてはこちら↓